MDの違い、視点の違い
メーカー卸型MDと小売型売り切りMDの違いを明らかにします。
< メーカー卸型MD >
発注があった商品を仕様通りに作り、納品する。
最終消費者のニーズを取り入れながらも、どうアジャストさせるか?は小売店の業務(=委ねることになる)になる。多くの場合は一定割合の返品が発生する。
< 小売型売り切りMD >
年間52週の各時点の顧客ニーズに対して、ブランドからの提案を含み、かつ、どのように販売するか?の独自方式を考慮した商品構成を考えて、商品を調達し、店舗で展開する。納品では利益は確定せず、どう売り切ってゆくか?に事業価値向上のカギがある。
昨今では、メーカー卸型MDのまま直営ECを開設する例などがありますが、多くの販促費を使って成果が小さいのではないでしょうか?
そのような場合に「対象顧客のニーズ」「独自カスタマージャーニー構想」「顧客接点開発」などを再考してみませんか?
販売動向検証
販売動向検証では、ウィズコロナ、かつ、店舗とECでの販売比率が大幅に変わる中で、その進化が問われています。ここではシーズン単位での検証を行うフローを紹介しています。前シーズンのデータ整理した後、次シーズン計画に入りますが、そこからはどうするのか?商品の性格によって、計画の立て方も違うのか?お問合せをお待ちしております。
販売組織強化
販売組織強化では、OMO推進の為に、SV(各地域の店舗をまとめるスーパーバイザー、自社ECとモールECとを管轄するスーパーバイザー)の役割再定義が必要です。従来のチャネルごとの最適化のみならず、どう連携するのが良いか?そうした状態における”成果とは何か?”そして、どんな仕事の仕方を目指すべきか?売上目標金額や商品消化率の話も大切ですが、次の成長のために、考えてみませんか?
店舗生産性向上
店舗の生産性向上では、実際の業務時間配分を測り、どこに課題や伸びしろがあるか?を明らかにしながら、仕事の仕方の変革を進めてゆきます。
2020年代に入り、リアル店舗の存在意義や役割は大きく見直されることとなりました。これに伴い、店舗の販売スタッフの仕事の仕方も変わるべきですが、みなさんの現場ではそれに対する目安も更新できていますか?
・より少ない人員で運営すべきだが、店舗業務の分析や整理統合が未整備。
・繁閑に合わせた販売体制が築けていない(百貨店、SCなど立地違いへの対応を含む)。
・リモート販売(アプリ内情報の更新を含む)のための時間確保。
など、現場任せにせず、本部が調査⇒分析⇒意思決定⇒改善に向けた現場活動といったサイクルを回すべきではないでしょうか?